新規事業のリーダーとして、走り続けた1年。新卒1年目が通期MVP受賞をするまで

こんにちは!PRチームの岡村です。
今回インタビューをしたのは、2019年度のLoco Awardで通期MVP受賞を飾った新卒1年目のマーケティング統括部の中野です。
新卒1年目の彼にとって通期MVPはどんな賞だったのか、またどんな思いで1年間を走り続けてたのか、お話を聞きました。

安堵の気持ちが大きかったMVP受賞

ー通期MVP受賞、本当におめでとうございます!改めて受賞した時の感想を教えてください。
ありがとうございます!去年うけさん(営業部 受田)が合宿でもらっていた賞*だったので、その分憧れの賞ではあったんですけど、いただいた時の感情としては「安心感」や「安堵」の気持ちが大きかったかなと思います。
僕が担当していた新規事業は、他部署の方と連携することが非常に多かったです。そのため新しいことに取り組む度に、「何か取り返しのつかないような失敗をして、先輩社員や会社全体に、深刻な影響を与えてしまうのではないか」と心配をしていました。また、事業を任せてもらったからには成果を出さなければいけないというプレッシャーも強くあったので、今回MVPをいただいた時、「与えられた期待や役割を無事果たすことができたんだ」と感じ、安堵しました。
(*昨年度のLoco Awardで、受田が受賞した際のインタビュー記事:https://blog.loco-partners.com/2019/05/17/100453

「ブランドを作りたい」と密かな夢がありました

ー今回新卒1年目で新規事業を任されたということで、配属までに至った経緯を教えてください。
配属に関しては、希望通りの結果となりました。Loco Partnersでは配属前に職種の希望を出せるのですが、希望の内一つが新規事業(SPIRA)でした。新規事業の希望理由としては、「ブランドを作りたい」と大学時代から密かに思っていたことです。
Reluxの良さって厳選された宿・洗練されたUXがあると思うんですけど、OTAや旅行サイト以外でその世界観を表現するには?と思ったり、またLoco Partnersらしい良さをRelux以外で出すにはどんなことが出来るんだろう?と非常に興味があり、実現できたらいいなと思っていたので、希望を通してもらえた形となりました。
配属発表は、社長との面談でした。開口一番、社長より「SPIRAを任せます」と切り出されて、SPIRA事業の流れについて詳細に説明されました。当時の心境としては「説明されたSPIRAの業務の内、どれか一つをやるんだなぁ」と思っていたんですよね。しかし、いざ始まってみると、事業の責任者として、それら全ての業務を担当することを知り、一人が持つ責任範囲の広さに驚きました。
 
ー新規事業のSPIRAとは、具体的にどんなサービスか教えてください。
おでかけ情報を発信するWebメディアです。これから作り上げていこうという部分でもあるのですが、「観光地だけではなく、そこにいる人にフォーカスを当てたおでかけメディア」にしたいと思っています。
「熱闘甲子園」という高校野球を特集するテレビ番組、好きなんですよね。あの番組って、ベンチに入れなかった部員との約束とか監督、マネージャー、両親との思い出など様々な背景が一つの物語となって、感動を生み出すと思うんです。僕は何事においてもその背景の部分が一番大事だと思っていて、観光地を紹介するメディアは沢山ありますが、それだけじゃなくて、訪れた人やその場にいる人に焦点を当てられたら、観光地の魅力をもっと引き出せると思ってます。SPIRAはまだ成長段階ですが、今後もその人がどんな背景で観光地に訪れたのか、その場所で感じた想いなどにフォーカスしたメディアを目指していきたいです。
(*SPIRAのサービス詳細:https://spi-ra.jp/ )

自分が信じた道をひたすら突き進んできた新卒1年目

ー入社1年目から新サービスの立ち上げなど、どんな思いで挑戦し、進んできましたか?
「事業リーダーの大事な仕事は、多くの変数がある中で、一番結果に繋がる重要変数を見極めること。」社長から入社後の飲み会で言われたこの言葉を大事にして挑戦してきました。飲み会の場では、ある飲食店を例に話してくれました。そのお店では価格や接客など色んな課題感がある中で、提供スピードという変数を見極めて提供スピードを上げた結果、売り上げが大きく伸びたとのことでした。そこで、社長に「重要変数を見極めることが大事。そうたは、それが出来ると思った。」と言っていただいた。この言葉を大事にしたいと思いました。
1年を振り返ってみて、実際、僕の強みはここかな(変数の見極め)と思いました。事業を行っていく上で数多くの変数がある中、チームメンバーと課題感を照らしながら「ここだね」と要点を絞っていくことで、結果に繋げられたのかなと思います。
 
ー走り続けた1年の中で、辛かったことはありましたか。
「期待して任せてもらったのに、結果として返せなかったこと」が一番辛かったですね。「これで結果が出せます」と交渉して会社から予算をいただいたのに、結果が出なかったことが悲しく苦しく、申し訳なかった時期です。
ただ、数字が扱える得意な領域だし、will・can・mustが全て揃っていた環境の中だったので、ここで逃げてしまうと、今後二度とチャンスが巡ってこないと思いました。なので「逃げない」という思いに関しては強く持ち続けることができました。手を動かしていないと、不安になってしまうことが多かったので、そうなったら朝早く出勤したりして、手を動かすことで不安と戦ってきた1年だったかなと思います。
ー新卒時の1年を通して、何を大事にして、どんな行動が大切だったか教えてください。
今年1年で大事だと学んだことは、「積み立てることの大切さや、強さ」です。
学生時代に先輩から教えてもらった、”銀の弾丸を探すな、鉛の弾丸を打ち続けろ”という言葉があるのですが、一撃必殺できる銀の弾丸を探すのではなくて、地味にも見える鉛の弾丸を継続して打ち続けられる強さが大事だと思いました。それぞれの場面で効果がすぐに出なくても、一番可能性が高い戦略を信じて打ち続ける。自分の信じた戦略を突き通すことが大事だと思います。1Q(4月〜6月)で学んだことを1年やり続けたことが、結果的に上手くいったのかなと思います。
(※1Qで学んだことは、入社して3ヶ月たった時に中野が書いた記事もご覧ください。

ひたすら結果を追い求め、強く信頼してくれたチームの存在

ーSPIRAチームは、メンバー間の結束力が強いなと感じました。今回多数のインターンメンバーを束ねる中で意識していたことや大切にしていたことを教えてください。
正直「ちゃんと出来ていなかったなぁ」というのが、率直な感想です。
最初はチーム形成にあたり色々やろうと思っていて、心理的安全性など模索していた時もありましたが、それより何よりも、全員で結果を出しに行くことが大事だなと気づきました。今振り返ってみて、インターンメンバーの存在は、僕にとって本当に大きかったです。沢山の選択肢の中から、自分のところ(SPIRAチーム)を選んでくれたことが大きなモチベーションになって、メンバーには、SPIRAチームを選んでよかったと思ってほしい想いが働いてました。
インターンのメンバーって、何をやっても楽しい大学時代の中で、友達と遊ぶ時間を削り、自分の成長や夢のために社会に飛び込んだ子達だと思っています。大学生活って楽しいじゃないですか?そんな大事な時間の中で、自分たちの会社を選んでくれたことを後悔させたくないなと。メンバー達には成長してほしい、結果を出せる人になってほしいと強く思っていました。「結果に向かって努力できる人であること」が成長できる人の条件だと思っていたので、ひたすら結果だけを言い続けました。結果に向かっていない業務や活動をしているインターンメンバーには、厳しくフィードバックもしていました。仲が良いのは結果論であって、全員が同じ危機感を持ちながら、全員で課題を解決する動きがあったから、今のSPIRAチームができているのかなと思います。
ーまたインターンだけでなく、当時の上司との関係性も強いものを感じました。そうたくんにとって、上司はどんな存在でしょうか。1年を通して、印象に残っていることはありますか。
僕には上司が2人いたのですが、どんな存在かと聞かれたら、「異常に信じて任せてくれた方たち」でしたね。
早い段階から商談を1人で任せてくれたり、ベトナムのエンジニア3名とのミーティングに1人で参加させてくれました。インタビューの冒頭で、事業のプレッシャーを感じてたと話したと思うのですが、プレッシャーをかけてくださったのが2人でした。事業に対するプレッシャーを感じることは当たり前ではなくて、2人が意図して与えてくれてたのかなと思っています。最後の意思決定の時には「そうたが決めていいよ」と言うことで、当事者意識を持たせてくれました。でも困ったことがあると、ちゃんと助けてくれる、素敵な存在でした…!
自分がメンバーを育てなきゃいけない立場になった時に、なかなかメンバーに難易度の高い業務を任せられないと2人に相談したことがあって、「任せるべき仕事を任せられないのは怠慢だよ」や、「そうたが出来たのに、なんでメンバーには出来ないと思ってるの」とアドバイスをいただいたんですよね。「任せる」というのが今年度の大きなテーマで、メンバーを育てる側に立った時にも、大事にすべきアドバイスをたくさんいただきました。

僕にとって同期メンバーは、「視座を高め合える存在」

ー19卒の同期メンバーは、どんな存在ですか。
同期メンバーは友達というよりは、仲間ですね。
自分が部署のことしか見れていなかった時に、同期メンバーの言葉が視座を高めさせてくれました。採用担当していたメンバーから「新しく採用した人が、会社にとってどうプラスになるのか」と話してくれたり、営業部のメンバーからは「Reluxってこんなプロダクトであるべきだよね」という会話があったりしました。一つの業務が会社にどのような利益や影響を与えるのか考える必要があることに気づくなど、大事なきっかけを与えてくれる存在でした。
あと印象に残ってる瞬間があって、去年の年末に同期と一緒に旅行に行った時に、自分のチーム目標数値を達成したんです。目標数値を一緒に確認して、自分のことのように一緒に喜んでくれたことが嬉しくて、めっちゃいい同期だなと思いました。

わくわくできる旅行予約を実現したい

ー今期4月からはプロダクトチームとして、新しい挑戦が始まると思います。これまでの経験を活かし、どんなことに挑戦していきたいと考えていますか。
そうですね。経験を活かすという点に関してあまり考えてなくて...MVPをいただいたのですが、期待していただいたMVPだと思っています。Loco Partnersには優秀な方が多いので、この強みを持っているから活かすということではなく、またゼロからスタートする気持ちで始めなきゃと思っています。
やりたいこととしては、入社理由の一つでもあった「わくわくする旅行予約ができるサービスにしたい」ですね。旅行って行ったら、絶対楽しいじゃないですか?「旅行行きたいね〜」といった話を旅行前にするのも楽しい。でもその間に予約をする面倒くささがあるから、旅行に行きたかったのに、企画が無くなってしまったと言うことが多いように感じてます。ものすごくもったいない。
Reluxは、この課題を解決できるポテンシャルがあると思うんですよね。どれを選んでも間違いない厳選された宿しか掲載してないし、UXもすごく使いやすいので、予約のめんどくささを解決できると信じてます。課題を解決するに止まらず、「旅行に行くつもりなかったけど予約しちゃった!」というような、ワクワク感のある予約体験を、届けていきたいと思っています。

インタビューを通して

入社して怒涛の1年を走り抜けた中野のインタビューを通して、自分を信じ抜く強さと同時に、仲間との信頼関係の強さを感じました。メンバーに対して熱い想いがあるからこそ、人とのつながりを感じられる、人の想いに焦点を当てたあたたかいサービス(SPIRA)が形成されていたのだと思いました。今期からゼロから挑む新しい部署でスタートを切り、更にパワーアップしたReluxをつくりあげてくれることを楽しみにしています!
 

Locotory

特別な体験をとどける、ホテル・旅館の宿泊予約サービス「Relux」を運営している株式会社Loco Partnersのメンバーインタビューやメンバー発信の記事です。