就職留年、内定辞退、新卒フリーター、散々迷走した自分が急成長中の旅行ベンチャーを選んだ理由〜Why Loco!20新卒Ver.〜

インドにて突然の坊主に、なぜインドはぜひ記事を読んでください!
こんにちは!Loco Partners 20新卒内定者の『藤田航平(ふじたこうへい)』です。

本日より「アドベントカレンダー2019」と題し、クリスマスまでの25日間、20卒内定者の20人がどうしてLoco Partnersに入社を決めたかを記した「Why Loco!」や、活躍している新卒社員から1年目で活躍するための秘訣を記した「1年目の教科書」を発信します。
 
クリスマスまでのカウントダウン、盛り上げていきますので、宜しければ最後までお付き合いください!
 
アドベントカレンダーとは?
アドベントカレンダーは、クリスマスまでの期間に日数を数えるために使用されるカレンダーのこと。カレンダーをめくるとチョコやキャンディなどが出てくるものが多く、クリスマスまでのカウントダウンが楽しみになる仕組みになっています。これを転用し、数年前からベンチャー界隈(とくにエンジニア)で、複数人で特定テーマについてブログを書き、クリスマス当日までバトンをつなげる、という動きが流行っており、Loco Partnersも行うことに。初の試みです。 

ひたすら音楽に打ち込んだ大学時代

大学時代はSoul,R&B,Funkなどのブラックミュージックを演奏する渋めの音楽サークルでボーカルを担当。
大学3年で引退するまで、単位落としすぎて留年しそうになるくらいサークル活動に打ち込んでいました。
 

仕事に情熱を注げる人生を送りたい

そんな訳で、就職活動を始めたのはサークル引退後。
それからキャリアについて真剣に考え始めて、あるとき自分自身が仕事を「ネガティブなもの」「人生のノイズ」と捉えていることに気づきました。
おそらくそれは実際に仕事を楽しめていない社会人が周りにいたことで、知らず知らずのうちに抱いていた価値観でした。
とはいえ、僕はそれまでの人生、常に何かに打ち込んで生きてきました。
自己分析をすればするほど、社会に出てからも何かに情熱を注ぎ続ける生き方をしたいと考えている自分がいることに気づきました。
 
それならば、年収や生活のためにと妥協することなく、徹底的に情熱を注げる仕事を見つけて、イキイキと働く為に就活をしたい。
そう強く思うようになりました。
 

就職留年を決意。インドとフィリピンで海外インターン

イキイキと働く為には、仕事に情熱を注ぐ為には、「やりたいこと」が必要だろう。
そして「やりたいこと」を見つける為には、「やりたいことかもしれないこと」、つまり「やりたいことの仮説」を立てて、実際に経験してみることで検証するという、「キャリアの仮説検証」が必要。
そして自分がどんな道に進むべきかをしっかり考え、経験し、思考を深める必要がある。

気づけば18卒での就活を中断し、自分のキャリアと向き合う時間を取る為に就職留年を決意していました。
それで当時興味のあった「貧困支援」「国際協力」の仕事を経験するために、インドでストリートチルドレンの保護、教育を行うNPO法人にて長期海外インターンを始めました。 
その後、縁があってフィリピンでの海外インターンも経験。
フィリピンでは、現地の山奥の村の経済的課題を解決するための支援を行なっていました。
ボランティアでは根本的な貧困解決にはならない、必要なのはお金を生み出す仕組みだと考え、同期のインターン生とともに「お金稼ぎ」と「貧困解決」を掛け合わせたソーシャルビジネスを立ち上げました。
はじめは小さな取り組みでしたが、結果的に帰国前に収益化することができました。
 
帰国後は都内の人材ベンチャーで長期インターンを開始。
「やりたいこと」を明確にする為に、様々な経験を積み思考を重ねる日々を過ごしました。
 

就職留年、インド、フィリピンを経て見つけた「やりたいこと」 

結論から言うと、インド、フィリピンでのインターンを経験したことで、貧困解決が自分にとっての「やりたいこと」ではなかったと気づくことができました。
では自分のやりたいことは何か、社会に対してどんな価値を与えたいのか。

当時強く湧き上がっていたのは
  1. 仕事を楽しめる人を世の中に増やしたい
  2. 「事業を作れる人材」になりたい
という思いでした。
 
1. 仕事を楽しめる人を世の中に増やしたい
就活を始めた当初、仕事をネガティブなものとして捉えていた僕ですが
様々な経験を積み思考を深めたことで「仕事=自己実現のツール」と心から思えるようになり、その結果明らかに人生が好転しました。
世の中の人も、仕事に対する向き合い方を知らないだけで、もっとイキイキと働けるんじゃないか。
そう思って「仕事を楽しめる人を世の中に増やしたい」と考えるようになりました。
 
2. 「事業を作れる人材」になりたい
更に、フィリピンでの事業立ち上げの経験も「やりたいこと」の明確化に大きな影響を与えました。残せた収益は本当に小さなものでしたが、僕が現地を離れた後も後続のインターン生によって事業が大きくなっていきました。
それを目の当たりにし、「事業」というのは、自ら手を下さずとも世の中の課題を解決してくれる尊い「仕組み」なのだと気づきました。
 
「世の中の仕事楽しめる人を増やしたい」というWhatを
「事業作り」というHowによって実現したい。
 
これが就職留年をして、散々考え抜いて見つけた答えでした。
 

2度目の就活を経て、19卒で内定者インターン 

「やりたいこと」を提げて自信満々に2度目の就職活動を始め、当時第一志望だったベンチャー企業より無事に内定をいただくことができました。
将来はここで新しい事業を作るのだ!と意気込みながら、大学の授業と並行しながら週5フルタイムで内定者インターンに打ち込む日々が始まりました。
 

入社直前に内定辞退、突如新卒フリーターに

しかし、そんな日々は長くは続きませんでした。
散々考え抜いて、経験して、やりたいことも見つけて、心から尊敬できる上司、優秀な新卒同期と共にイキイキと働いていましたが、なんとこの会社を入社直前に内定を辞退することに。 
 内定を辞退した理由はシンプルで、目の前の仕事と将来の「やりたいこと」を紐づけることができなくなり、働く意義を見失い、潰れてしまったから。
「やりたいこと」さえあればどんなことでも頑張れると思っていましたが、全くそうではありませんでした。
就活時には壮大な「やりたいこと」を考えて、キラキラした未来を想像していましたが、仕事は基本的に地味で単調なもの。
いつしか日々の目の前の単調な業務と、自分の将来の「やりたいこと」を紐付けできなくなってしまいました。
 
その結果、 
・自分はなぜこの仕事をしているのか?
・なぜこの会社で働いているのか?
・ここにいる意味はあるのか?
・そもそも何がしたかったのか?
と、考えれば考えるほどネガティブな思考から抜け出すことができなくなりました。
思慮深い性格が裏目に出てしまい、2ヶ月ほど悩んだ末に入社直前に内定を辞退してしまいました。
そして4月1日から、予想だにしていたなかった「新卒フリーター」というキャリアを歩みはじめます。
 

「新卒フリーター」になって気づいた2つのこと

仕事に情熱を注ぎイキイキと働く社会人になるはずだったのに、フリーターになってしまった。
 
敗北感でいっぱいでした。
 
あれだけ考え抜いた上での選択だったのに、何故ダメになってしまったんだろうと。
そんな中、色々振り返って気づいたことが2つあります。
 
1. 未熟な自分が「やりたいこと」にこだわる必要はなかった。 
まず「やりたいこと」というのは、そもそもある程度の経験値がないと見えてこない。
スポーツをしたことのない人がやりたいスポーツを決めるなんて無理だし、新しいスポーツを生み出すなんて到底できません。
同じように、学生の時点でこれだ!と思える「やりたいこと」を見つけるなんて難しいし、そもそもそんな必要もなかった。
経験値が浅い状態で考えた「やりたいこと」は、「地に足つかない絵空事」である可能性の方が高い。
とすると、必死になって「地に足つかない絵空事」を考えたとしても、単調で地味な作業の連続である目の前の仕事と紐づけることなんてできない。
つまり、最初から「やりたいこと」にこだわりすぎる必要はなかったということ。

※とはいえ、「やりたいこと」について考えることは
ざっくりとキャリアの方向性を決める上で役に立つので、仮に経験値が浅かったとしても考えることを放棄するべきではないと思います。でも、こだわりすぎる必要もない。

2.「できること」を増やす>>>「やりたいこと」を見つける。
そもそも経験がない故に「やりたいこと」を具体化できないのであれば、少しずつ目の前の「できること」を増やしていって、世の中やビジネスに対する解像度が高まったところで、「地に足ついたやりたいこと」を考えればいい。
それはきっと学生の頃に浅い経験値で考えた「やりたいこと」よりもよほど現実的だし、具体的だし、魅力的なはず。
つまり、「できること」を増やした先に、「やりたいこと」があるということ。
就職活動を始めた当時の僕は、「やりたいこと」を見つけるよりも、「できること」を増やす戦略でキャリアを考えるべきだったのです。
 
当時の自分は「やりたいこと病」におかされていただけ。
「やりたいこと」さえあれば全てうまくいくと勘違いしていた、自分の浅はかな考えを猛烈に反省しました。
そのため、一旦やりたいことは忘れて、淡々とできることを増やしていきたいと考えるようになりました。
また元々「人生の大部分を占める仕事をポジティブなものにしたい」という思いから「やりたいこと」を見つけようとしましたが、仕事で感じる「楽しさ」というのはダラーっと映画見て感じるような「癒し」ではなくて、スポーツや筋トレにあるような「達成感」と「成長」なので、「何をするか」よりも「どうあるか」の方がよほど重要。
つまり、達成し、成長を繰り返していれば基本なんであれ楽しく、やりがいを感じることができるはずなんです。
とすると、なおさら当時の自分に「やりたいこと」を見つける必要性がなかったことに気づきました。
 

考えてもいなかった3度目の就活、Locoとの出会い

では、何を目指してどんな会社に入るか?
「できること」を増やしていきたいと考えるならば、その先にどんな状態を目指したいかの定義くらいはしておくべき。
となった時に、「事業を作れる人材になりたい」という元々の志向を変える必要はないと考えました。
というわけで、「やりたいこと」は一旦忘れて、自分の「できること」を淡々と増やして成長し「事業を作れる人材」を目指す。
そんなキャリアを歩もう。
そう考えて、2019年5月の終わりから既卒で20卒就活をはじめました。
 
そしてある日ぼーっとツイッターを眺めているとLocoの採用企画「いきなり上海採用」に出会い、ビビッときて、勢いで応募。その後、大変な選考を経て無事内定をいただきました。
 
現在は事業企画部にて新規事業の営業を担当しています。20卒での採用ですが、既卒なので10月から社員として入社しました。
大変な日々ですが、「できること」を増やしていくために、ひたむきに仕事に取り組み、充実した日々を過ごしています。
 

ジョインを決めた4軸

Locoにジョインした理由は、上述の通り「事業を作れる人材」になりたいと考えていて、そのための環境が揃っていると感じたから。
「事業作り」というのは、特定領域のスペシャリティを有したプロフェッショナルが集まって成し遂げる共同プロジェクトだと思っています。
とすると「事業を作れる人材」は何かしらのスペシャリティと、他領域のスペシャリストを統括しディレクションするゼネラリスト的能力が必要だと考えています。
その上で、僕が持っていた選社軸は下記でした。
  1. 成長市場
  2. 実力主義で年次問わず挑戦機会を得られる成長環境
  3. 0→1でゼネラリスト的能力も身につけられて、10→100でスペシャリティも身につけられる事業フェーズ
  4. 大切な人にも胸を張って薦められる事業内容
Locoの戦うフィールドである旅行業界は世界的な成長産業であり、Reluxも急成長を遂げています。
更に社員、インターン生問わず挑戦機会を得られる環境があるし、Reluxのグロースでスペシャリティを身につけることもできれば、今後展開していく新規事業で0→1を経験し、ゼネラリストとしての成長もできる。
更にRelux自体元々好きで使っていて、自分の大切な人にも胸を張って薦められるサービスだと感じていた為、Locoは選社軸に合致すると感じました。
 
それに加えて「人」が魅力でした。
選考を通じて会った社員は皆「こんな風になれたらいいな」と思えるような尊敬できるビジネスマンでした。
更に、最終面接前の1Dayインターンでは僕が本気で出したアウトプットを完膚なきまでにボコボコにされて「この人たちに頑張って食らいついていけば成長できそう!」と強く思えたのも大きかったです(笑)
 
また上述の通り、「事業を作れる人材」になる為に、今後は特定領域のスペシャリティと、他領域を統括しディレクションするゼネラリスト的能力を身につけたいと考えています。
どの領域のスペシャリティを身につけるかは別として、今は事業企画部で新規事業の営業を担当していますし、前の会社でも営業をやっていたので、自分のできる領域を増やすという意味で、次はマーケティングに挑戦してみたいですね。
 

最後に

最後までお読みいただきありがとうございました!!
Loco20卒内定者は他にも個性豊かなメンバーが揃っているので、明日以降の記事もぜひお読みいただければと思います。
 
そして最後に、大事なお知らせです。 
この度、内定者による就活相談企画を開催いたします!
20卒内定者がこれから就活を控えている学生の皆様の就活相談に乗ります!
就活をどう進めていくべきか、内定者が何故Locoを選んだのか、他にはどんな会社を受けていたのか、などざっくばらんに質問していただき、ご自身の就活に役立てる場としてお使いいただければと思います。

僕自身散々迷走してきたからこそ、お役に立てることがあるかと思うので、ご興味ある方はぜひ下記バナーからご応募ください。
 

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